ザザンザーザザン2007/05/11 00:35

衝撃の最終回にイタリア人のW杯代表選手の心にも深い傷を負わせた、無敵超人ザンボット3を見終わった。

………おおむね童子の頃というのは登場人物に自分を重ねて見ていてるわけで、つまりウルトラマンがピンチならテレビの前の自分もピンチ、ポケモンでピカチュウがボコボコにされてれば自分もボコボコにされている気分、赤と青と明滅が激しければショックで倒れてしまうわけである(当たり前だ。しかし古いネタを)。

さてザンボット3なわけだが、もしもリアルタイムで見てたらそれこそトラウマになってただろうなとしみじみ思った。この歳だから見れた、ってのは絶対あると思う。何やっても報われない序盤、ガールフレンドや悪友が凄い勢いで人間爆弾にされた中盤、総力戦で死にまくりの終盤、息つく暇もなかったぜチクショー。最終回、ラストシーンでエンディング曲の二番が流れだしたあたりでマジ泣いた。

レンタルでDVD4枚組、全23話と変則的な感じがするので当時打ち切りでもくらったのかと思ったら、最初から2クール作品で全25話、内2話が総集編でレンタル版では省かれた模様。これの後番が無敵鋼人ダイターン3なわけだが、これが痛快娯楽作品(根底にあるストーリーはヘビーだが)なのは、ザンボットの反動だったのではなかろうか。まあ2作連続で鬱屈としたのはやれねえわな。

あと主役の声やってた大山のぶ代は迫真の演技だった。オレはこの先ドラえもんの声ではなくザンボット3で神勝平の声やってた人と記憶することにした。