360さんが届いた!2010/07/07 22:21

ただし開けられるのは夏コミの入稿が済んでからだ!

夏コミ入稿しました。2010/07/19 00:57

web入稿は便利だなあ。どうか入稿データに問題がありませんように……。
新刊の詳細はおいおい。

写真は暑さにだれてる来訪者です。
この後で網戸開けて写真撮ろうとしたら逃げました(笑)

それは日課だった。2010/07/22 15:13

自分がこれまでに一番ゲーセンで銭を注ぎ込んだゲームはバーチャロンのオラトリオタングラムであった。大学生の時であった。
高校生の時に初代バーチャロンもやりこんだのだが、地元で唯一バーチャロンを置いてあった店舗が高校から歩いて四十分かかる場所にあるので、そう頻繁には行けなかったのだ。自転車で行けよと思われるかもしれないが、高校へは電車通学で、そこからは当然歩くしかなかったのだ。
なので途中からはセガサターンの家庭用にシフトしたのは言うまでもない。発売日に買った。ツインスティック込みで。そのためにバイトしてセガサターンを買ったと言っても過言ではない。
しかし地元でバーチャロンにハマっているのは自分だけであった。当時はまだカプコンやSNKの2D対戦格闘ゲーが全盛であった。
友人経由で今は亡きゲーメストでバーチャロンの情報を知った時は驚喜した。
オレはこういうものを待っていたのだ、と。
ただその友人はバーチャロンにはハマってくれなかったのだった(泣)
それだけに大学に入って、同じサークルでバーチャロン好きな人たちと知り合えたのはとても嬉しかったのだった。今も、嬉しく思っている。
さて、オラトリオタングラムである。
続編の情報に自分は驚喜した。カトキハジメ氏デザインのバーチャロイドは神がかっており、シリーズ通してオラトリオタングラムのデザインが一番好きである。大学時代に住んでいた場所にあるゲーセン(徒歩十分)に入ると即プレイに行った。
告白すると、実を言うと最初の手ごたえは今ひとつだったのである。
どうもプレイ感覚に慣れなかった。高速戦闘と攻撃パターンが増えたのが売りであるのだが、操作が前作に比べて複雑になった点が大きい。
が、最初のうちだけで、慣れてしまえばそれに病みつきになった。
も一つ告白しよう。日記のタイトルにもした通り、毎日ゲーセンでオラトリオタングラムをプレイしてからバイトに行くのが自分の日課だった。クリアするか、対戦して、勝っても負けても満足して、バイトに行っていたのだ。
大学時代といえば、も一つ日課というか習慣があった。
何故そうなったのかはわからないが、毎週友人たちとボーリングに行くのが習慣だった。大学二年の頃だけだが。最初に行こうと言い出したのが誰かはわからないが、とにかく毎週行っていた。それはもう自分たちにとって習慣というか義務と呼ぶべきレベルだった。あの人生で一番金のない頃に、自分がどうやりくりしていたのか今もって思い出せない。
今でも時々友人とその話が出るが、友人もどうやりくりしていたのか思い出せないという。自分だけではなかったようだ。

オラトリオタングラムの話に戻る。
これは自分が唯一ゲーセンでワンコインクリアできたゲームだ。
元々自分はアクションゲームにしろ対戦格闘にしろ、上手い部類ではない。むしろ下手な方だ。
対戦格闘ゲーはたいてい途中で乱入されて終わるし、運良くボスまで行っても勝ったことは一度もない。コンボゲーは覚える前に心が折れる。
音ゲーも好きなのだけどあれは曲の難易度が選べるのでワンコインクリアとは違う気がする。自分にとってはワンコイン分、充分遊んだという感覚だ。
異論はあるかもしれないが、バーチャロンのボスキャラはさして強くない。攻撃がヒットするととんでもないダメージをくらうが、一定のパターンがあるので、それさえ読めれば勝つのは簡単だった。ただし続編フォースの中ボス・ヤガランデはとんでもなく強くて一度しか勝ったことがないが。
まあオラトリオタングラムではクリア以前に、これこれこういう攻撃はヒットするだろうか、と色々試していたのでワンコインクリアには時間がかかったのだけれど。
初めてクリアできた時の感動は忘れない。
ボスキャラのタングラムを倒して、自機が地球の近くに転送される。オラトリオタングラムの時の自機はサイファーだった。ご存知のない方に説明すると、スピードは速いが装甲は紙、ただし飛行形態に変形する。
スタッフロールが流れるなか、コントロールを失った自機は地球の重力に引かれて大気圏に突入、その後も自由落下を続けて、このまま墜落してしまうのか――というところで僚機が助けにきてくれる! そして母艦へ帰還! 正直に言おう。泣いた。
だってさっきまで一緒にボスと戦っていた僚機が助けに来てくれるんだよ? ただでさえ涙腺の緩い自分は滂沱の涙である。(これには後日談がある。最終ボスステージは自機と同型機が二機登場して、自分はそれを一緒に戦ってくれる仲間だと思っていたのだが、実は誤解だった。仲間と思っていたそれは最終ボスが生み出して自機の邪魔をするいわば敵なのだった。後年ウィキペで知って悶絶した)
エンディングについては他人のプレイを見て既知だったが、自分で見たとなると感動もひとしおである。だって初めてゲーセンでクリアできたゲームだもん。
この大気圏突入の際にたいていの機体は装甲が燃え尽きてボロボロいなってしまうのだが(一部例外アリ)、自分の愛機のサイファーは突入前に飛行形態に変形して、装甲が燃え尽きない。大気圏再突入機能があるという点が、また自分の中では好印象だった。他人のプレイでもサイファーでのエンディングは見たことなかったので、ますます好きになった。
そして本当の戦いはここからはじまった。
「俺より強いやつに会いに行く」を地でやったのは後にも先にもこのオラトリオタングラムだけである。
当然、ボロ負けだけど。でも楽しい。勝てば当然嬉しいが、負ける時は僅差でも完敗でも悔いはなかった。対戦相手の鮮やかなプレイは勉強になった。
そんな自分だがDCの移植版には手を出さなかった。金がなかったし、近くにゲーセンがあった。それにアーケード版は後に使える機体が追加されたので、それが移植されたら買うつもりだった。追加された機体に自分好みなのがいたからね。
しかし、それは移植されずじまいでXBLA版まで待たねばならなかった。
というわけでDC版は今もって未プレイである。

時は流れて続編フォースが出た。実はこれ、数ヶ月ほどしかプレイしていない。
戦闘は2vs2になり、やることが増えた。元々ゲームが得意ではない自分には厳しい。
練習しようにも乱入対戦されてそれどころではない。三作目となり、初心者お断りな空気ができていたのも大きかったかもしれない。せめてレア機体を入手できるまで頑張ろうと思ったのだが、先に心が折れた。
おとなしく家庭用に移植されるのを待つことしたが、その後何年も音沙汰なしだった。
ここで一度バーチャロンから離れてしまうが、PS2で出たマーズで復帰した。今でもたまにプレイしている。移植された初代も買った。この取扱説明書で、開発者が当時を振り返っており、これが異様に濃くておもしろい。ほとんどプロジェクトX(笑)

そして今回新型360を買い、再びオラトリオタングラムの戦場に身を投じたわけである。
いやー、操作感も忘れてるし、戦闘勘も鈍ってる(笑)
オンライン対戦してもボロ負けの連続、こりゃ大学生の時の自分と対戦しても勝てんわってくらい(笑)
愛機に申し訳ない。ごめんよサイファー。俺、もっと強くなるから。せめて昔の自分に勝てるくらいに。
マーズの時の手癖が残っているのも大きいなあ。
あとやはりツインスティックは必要か。慣れればコントローラーでも充分かなと思ったけど、やはり親指でターボボタン押せないのは痛い。コントローラーだと親指でアナログスティック操作、人差し指でターボボタンとトリガー、ターボショット撃つときだけ中指使用だけど、そのわずかなタイムロスが痛い。最初から人差し指と中指を定位置に置いておくとコントローラーが持ちにくい。ツインスティックなら、あれは掌でスティック操作する感覚だから、親指ターボ、人差し指トリガーと理想的なんだよなあ。細かい動作をする時は親指でアナログスティック動かすコントローラーの方が自分には向いていて、一長一短なんだけど。

でもやっぱりオラトリオタングラムが移植されたら即360ごと購入するべきだったな。この一年以上がもったいなく感じる。色々と改良された新型は気に入ってるから後悔してないけど。待ちに待ったフォースも年内には出るし、それと新型の発売が購入の決め手だったことだし。

あとは寝食忘れて対戦して気づいたら朝になっていたなんてことにならないように気をつけよう。すでに一回やっていて、その中毒性の高さにネット対戦マジ怖ぇと思った。ゲームは一日一時間、高橋名人は良いことを言った。
昔から自分の中のネトゲ廃人になる素養には気づいていたので、ずっとノータッチでいたのだけど、これを機にそれが加速しないように気をつけつつ、フォースの発売まで自分を磨くとしよう。

「サイコトリガー外伝 エンゼル・リンカーネーション事件」全四話+α公開開始。2010/07/28 04:27

web拍手を利用した非連続(ランダム表示ゆえ順番に読めるかどうかは運次第という意味)小説です。
+αは、まあ、オマケ程度に思ってください。ボツったものを復活させたというか。
気がつけばサイトを開設して9年も経っていたので、記念企画です。
おバカな企画ですね。
web拍手の挨拶文が一万文字まで入力できることに気づいて思いつきました。
もうやってる人がいるかもしれませんが……。
フツーに公開するよりも何か一捻りしたかったのです、ということで。
興味を持たれた方はどうぞ拍手アイコンをポチってください。

内容は、拙作「サイコトリガーR」にてスターシステムの名目で引っ張り出してきたキャラの話です。
ボクっ娘に手を出すから大火傷したあげくその後にこうして七転八倒するハメになるんだよ自分。