ボトムズ劇場版観てきた。 ― 2009/01/30 04:16
すいません今日の日記はボトムズ好きな人以外には置いてけぼりな内容です。
オープニングの新規カット見たらレッドショルダー仕様のスコープドッグが欲しくなった。
これ前置き。
ここから下はネタバレなのでOVAも劇場版も未見の人は要注意。
OVAの時から思っていたのだけど、バーコフ分隊の面々が生き残り続けたのは、何が何でも「生き残る」ために持ちうるスキルをフルに使ってきたからだろう。裏切りもするし仲間の肉を食うようなこともした、時に利己的に時に利他的に、たとえ遺伝子学的な裏づけ(遺伝子的に死ににくいという極めて稀な)があったにせよ、ずぶとく生き残ってきた。
それをキリコがオレたちは「遺伝子的に死なない」異能生存体なんだよと、バラした途端にバタバタ死んでいくのは皮肉である。
「遺伝子的に死なない」ではなく、所詮は異能生存体の近似値、「極めて死ににくい」どまり。
彼らの「オレたちは死なねえ!」の叫びが、なんとも哀しく響きわたる。
死なないとわかった、否、錯覚した途端に、それまでの臆病さが嘘のように勇猛果敢になるコチャックが真っ先に死んだのがいい例。
異能の遺伝子は「無謀な行動」には微笑まないのかもしれない。
まあ、キリコがあんなこと言わなければ何人か生き残れたんちゃう?とは思わないでもないけど、過ぎたるは何とやら。
しかし新規カットを追加したとはいえ、これは総集編なのである。
OVAを観ておけばそれでいい、という意見もあるだろう。
Zガンダムのように新訳というわけでもない。
なら劇場まで出向いて観るメリットは何かというと、スクリーンを埋めつくさんばかりの大迫力のAT群による戦闘、これに尽きる。
巨大なスクリーンで所狭しと過酷な戦場で暴れ回るAT、銃ぶっぱなすAT、爆発炎上するAT、戦略的勝利のために捨石にされるAT。そう主役はATなのだ。大量生産の消耗兵器で統一されたデザインであるがために、画面に大量に登場することで得られる迫力と説得力がある。
専用機を除けばATにヒーロー性はなく、そうであるがためにキリコATは超人然としたアクションをするため異彩を放ち、ギリギリのラインでのヒーロー性、強い主役という立ち位置を保持していると思える。
実際、ペールゼン・ファイルズのキリコはマヂで強いのだ。
ボトムズシリーズでも屈指の強さを誇るのだ。
対AT戦では負けなし、というTVシリーズでは信じられない戦績(笑)
改めてTVシリーズを観なおして気づいたけど、PSとの激戦を重ねるまでは、特に序盤の彼はさほど強くないのだ。だから死んだフリもするし、ヤバくなったら脱出して機体を乗り換えたり、時に忍び寄って奪うのだ。
ワイズマンの本拠地に乗り込むときなんて、それまで敵だった連中を掌握した途端に戦艦を捨て石にして、配下のATを盾に使うんだよ。どんな主人公だ(笑)
さて、映画のラストでキリコはとある惑星に降り立ったけど、たぶんそこから友軍に回収されて今度は味方の基地を襲撃するハメになるんだろうな(TV版第1話)。
キリコさんの百年戦争終結間際は本当に大忙しだぜ!
オープニングの新規カット見たらレッドショルダー仕様のスコープドッグが欲しくなった。
これ前置き。
ここから下はネタバレなのでOVAも劇場版も未見の人は要注意。
OVAの時から思っていたのだけど、バーコフ分隊の面々が生き残り続けたのは、何が何でも「生き残る」ために持ちうるスキルをフルに使ってきたからだろう。裏切りもするし仲間の肉を食うようなこともした、時に利己的に時に利他的に、たとえ遺伝子学的な裏づけ(遺伝子的に死ににくいという極めて稀な)があったにせよ、ずぶとく生き残ってきた。
それをキリコがオレたちは「遺伝子的に死なない」異能生存体なんだよと、バラした途端にバタバタ死んでいくのは皮肉である。
「遺伝子的に死なない」ではなく、所詮は異能生存体の近似値、「極めて死ににくい」どまり。
彼らの「オレたちは死なねえ!」の叫びが、なんとも哀しく響きわたる。
死なないとわかった、否、錯覚した途端に、それまでの臆病さが嘘のように勇猛果敢になるコチャックが真っ先に死んだのがいい例。
異能の遺伝子は「無謀な行動」には微笑まないのかもしれない。
まあ、キリコがあんなこと言わなければ何人か生き残れたんちゃう?とは思わないでもないけど、過ぎたるは何とやら。
しかし新規カットを追加したとはいえ、これは総集編なのである。
OVAを観ておけばそれでいい、という意見もあるだろう。
Zガンダムのように新訳というわけでもない。
なら劇場まで出向いて観るメリットは何かというと、スクリーンを埋めつくさんばかりの大迫力のAT群による戦闘、これに尽きる。
巨大なスクリーンで所狭しと過酷な戦場で暴れ回るAT、銃ぶっぱなすAT、爆発炎上するAT、戦略的勝利のために捨石にされるAT。そう主役はATなのだ。大量生産の消耗兵器で統一されたデザインであるがために、画面に大量に登場することで得られる迫力と説得力がある。
専用機を除けばATにヒーロー性はなく、そうであるがためにキリコATは超人然としたアクションをするため異彩を放ち、ギリギリのラインでのヒーロー性、強い主役という立ち位置を保持していると思える。
実際、ペールゼン・ファイルズのキリコはマヂで強いのだ。
ボトムズシリーズでも屈指の強さを誇るのだ。
対AT戦では負けなし、というTVシリーズでは信じられない戦績(笑)
改めてTVシリーズを観なおして気づいたけど、PSとの激戦を重ねるまでは、特に序盤の彼はさほど強くないのだ。だから死んだフリもするし、ヤバくなったら脱出して機体を乗り換えたり、時に忍び寄って奪うのだ。
ワイズマンの本拠地に乗り込むときなんて、それまで敵だった連中を掌握した途端に戦艦を捨て石にして、配下のATを盾に使うんだよ。どんな主人公だ(笑)
さて、映画のラストでキリコはとある惑星に降り立ったけど、たぶんそこから友軍に回収されて今度は味方の基地を襲撃するハメになるんだろうな(TV版第1話)。
キリコさんの百年戦争終結間際は本当に大忙しだぜ!
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